大根の効果・効能・レシピ・選び方・保存法

冬野菜
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四季がはっきりしている日本では、さまざまな旬の野菜が季節ごとに容易に手に入ります。
最近では栽培方法も進化し、一年中食べられるものも増え、旬がわかりにくくなってきた感もあります。
しかし、やはり旬の野菜が一番安価で、おいしく、また栄養価も高いのです。
季節ごとに摂れる野菜を知り、たっぷりおいしく丸ごといただきたいものです。

 

ダイコン(大根)とは

ダイコンは、地中海、中央アジアが原産のアブラナ科の野菜です。
地下茎で肥大した根と葉が食用とされます。
大根は日本人にとってなじみの深い野菜でまだ若芽の葉はスズシロといって春の七草のひとつに数えられます。
そのほか葉は煮物や菜飯などに利用され、根のほうはおろしやおでん、ふろふきなどさまざまな料理に使われています。

 

大根の旬は

大根の旬冬です。
冬の大根は瑞々しく甘みがあり、大根おろしにも向いています。
大根は葉に近いほうが甘く先にいくほど辛くなるのが特徴です。

 

大根の主な有効成分

・ビタミンC
・アミラーゼ
・プロテアーゼ
・リパーゼ

 

大根の効果・効能

大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの酵素が豊富に含まれており「医者いらず」という諺があるくらい薬効があるとされています。
大根をすりおろすことでできるイソチオシアネートには抗酸化作用がありアンチエイジング効果が期待されています。
また豊富なビタミンCで肌トラブルの防止に役立ちます。

 

その他にも大根には

● 口内炎緩和
● 虫歯予防
● 歯肉炎緩和
● 抗咳作用
● 喉の痛み緩和
● 声枯れ緩和
● 二日酔い解消
● 解毒作用
● 殺菌作用
● 抗炎症作用
● 食中毒予防
● 血液サラサラ効果
● 消化促進

などの効能が期待されています。

 

大根の選び方

大根の選び方は、葉付きのものは葉が勢いよくきれ
いな物を選びます。
葉がカットされたものは切り口が瑞々しく表面が乾燥していないものを選びましょう。

 

大根の保存方法

大根は葉が根の水分を奪ってしなびていきますので葉付きのものを買ったら、まず葉と根を切り離します。
乾燥に弱いので新聞にくるんで野菜室で保存します。

 

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大根を使った簡単レシピ

豚汁

材料(2人分)
・大根      5㎝
・豚薄切り肉    150g
・人参       3センチ
・ゴボウ      5センチ
・味噌       大匙1
・和風だしの素   小匙1
・細ネギ      1本
・七味唐辛子    適宜
・水        500㏄(蒸発分含む)

作り方
 1 
大根と人参は皮を剥き短冊切りにします。

 2 
ゴボウは千切りにして水にさらし、ねぎは小口切りにします。

 3 
小鍋に水とだしの素、大根と人参、ごぼうを入れ火にかけます。

 4 
材料に火が通ったら豚肉を入れ色が変わったら味噌を解き入れ火を止めます。

材料は他にサツマイモやこんにゃくなどあるものをいれてみましょう。

 

大根と人参のなます

材料(2人分)
・大根   1/5
・人参   1/3
・酢   大さじ3
・砂糖   大さじ2.5
・塩    小さじ1

作り方
 1 
人参と大根は皮をむき細切りにします。

 2 
軽く塩を振りかけてしんなりしたら絞りボールに
入れます。

 3 
調味料を入れ混ぜ合わせます。

 

大根菜飯

きれいな葉付きの大根が手に入ったら大根の菜飯を作ってみましょう。

材料(2人分)
・大根の葉  2束
・白ゴマ   大匙1

作り方
 1 
沸騰したお湯に塩一つまみいれ大根の葉をゆでて水に取ります

 2 
大根の葉を絞ってみじん切りにしさらに絞ります。

 3 
ゴマと混ぜ合わせ塩で味を調えてごはんにのせます。

 

干し大根の作り方

大根は干すことによって栄養価がさらにアップします。
常備菜としても重宝しますので安くて新鮮な大根が採れる時期に干し大根を作ってみましょう。

作り方
 1 
大根は綺麗に洗って千切りまたは薄くスライスします。

 2 
ザルなどに重ならないよう並べて天日干しします。

 3 
カラカラに乾いたら清潔な瓶やジプロックなどに保存します。

 

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