サンシュユ(山茱萸)の効果・効能・レシピ・選び方・保存法

冬の果物
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四季がはっきりしている日本では、さまざまな旬の果物が季節ごとに容易に手に入ります。
最近では栽培方法も進化し、一年中食べられるものも増え、旬がわかりにくくなってきた感もあります。
しかし、やはり旬の果物が一番安価で、おいしく、また栄養価も高いのです。
季節ごとに摂れる果物を知り、たっぷりおいしく丸ごといただきたいものです。

サンシュユ(山茱萸)とは

サンシュユは、中国原産のミズキ科ミズキ属の落葉小高木です。
生食にはあまり適さず、フルーツソースやジャムなどに加工されるほか、生薬としても利用されます。

 

 

サンシュユ(山茱萸)の旬は

春先に新芽が出る前に黄色い花を咲かせます。
サンシュユは、秋が旬で、10月ごろかに直径2センチくらいのグミのような楕円形の実をつけます。

 

サンシュユ茶の主な有効成分

・モロニサイド
・スェロシド
・ロガニン
・ウルソース酸
・酒石酸
・イソテルケビン
・テリマグランジン
・ガロイルグルコース
・リンゴ酸
・タンニン

 

サンシュユ(山茱萸)に含まれるの栄養成分

サンシュユは乾燥した果肉は生薬としても登録されており、加齢による疲れ、病中病後の滋養強壮や疲労回復、などの効能が期待されます。
またサンシュユには女性に多い冷え性や低血圧などの症状緩和にも効果的と言われています。

その他にもサンシュユ(山茱萸)には

● 滋養強壮
● 疲労回復
● 血圧降下作用
● 冷え性
● 低血圧症
● 利尿作用
● 収斂作用
● 止血効果
● 解熱作用

などの効能が期待されています。

 

サンシュユ(山茱萸)の選び方

サンシュユは表面に傷などがなくつややかなもの、切り口が茶色く変色していないものを選びましょう。

 

サンシュユ(山茱萸)の保存方法

サンシュユ(山茱萸)の保存は科パックなどに入れ野菜室に入れましょう。

 

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サンシュユ(山茱萸)を使ったレシピ

サンシュユジャム

材料
熟したサンシュユの実 400g
レモン汁  大匙2
砂糖 200g

作り方
 1 
サンシュユの実はきれいに洗います。

 2 
お湯を沸かしサンシュユの実を入れ柔らかく
なるまで煮ます。

 3 
ざるにあげ粗熱が取れたらつぶして種を
出します。

 4 
サンシュユの果肉と砂糖を鍋に入れ火に
かけます。

 5 
レモン汁も入れ焦がさないようにほどよい
とろみがつくまで煮詰めます。

 6 
煮沸消毒済の瓶に入れ冷めたら冷蔵庫で
保存します。

 

 サンシュユ(山茱萸)酒

材料
サンシュユ         400g
氷砂糖           400g
ホワイトリカー35度     1.800ml

作り方
 1 
サンシュユは成熟したものを使います。鍋にお湯を沸
かしサンシュユをサッと湯がきざるにあげます。

 2 
ほぼ乾燥したら潰して実を取り出し、果肉をざるに並
べて天日干しします。

 3 
アルコール消毒済の清潔な瓶にサンシュユの実、
氷砂糖を入れ、ホワイトリカーをそそぎます。

 4 
冷暗所に保存し2か月くらいでいったん濾して
実を取り出します。

 5 
再び漬け込み半年後から飲み頃です。

(ごくごく飲むものではなく滋養強壮などの
ために少しずつ飲みましょう。)

 

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